【洋楽】ジャズギターの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
それほどジャズという音楽ジャンルに詳しくない方であれば、何となくピアノやサックスにトランペットなどの管楽器をイメージする人は多いのではないでしょうか。
ジャズの歴史において、ギターの立ち位置はリズムを担当する楽器であり、メインで活躍するものではなかったのですね。
ジャンゴ・ラインハルトさんやチャーリー・クリスチャンさんといった、戦前の偉大なギタリストたちの出現によってそのイメージは少しずつ変化し、50年代以降はウェス・モンゴメリーさんなどの天才がシーンを塗り替えていったのです。
今回はそんな洋楽ジャズギターの歴史に残る名盤をピックアップ、時代を問わず素晴らしいアルバムたちをご紹介します!
もくじ
- 【洋楽】ジャズギターの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- Full HouseWes Montgomery
- Minor SwingDjango Reinhardt
- Metal FatigueAllan Holdsworth
- Night And DayJoe Pass
- When Will The Blues Leave?Gilad Hekselman
- Flying HomeCharlie Christian
- Alone Togetherjim hall
- Isn’t It RomanticTal Farlow
- Midnight BlueKenny Burrell
- Satin DollBarney Kessel
- East Coast Love AffairKurt Rosenwinkel
- Idle MomentsGrant Green
- DjangoCharlie Byrd
- ExtrapolationJohn McLaughlin
- Mediterranean SundanceAl Di Meola
- C’est si bonBiréli Lagrène
- Stairway to HeavenStanley Jordan
- Jeep On 35John Scofield
- In a Sentimental MoodEmily Remler
- Bright Size LifePat Metheny
- TimelessJohn Abercrombie
- This MasqueradeGeorge Benson
- SpacesLarry Coryell
- Darlin’ Darlin’ Baby (Sweet Tender, Love)Steve Khan
- Where or WhenJohnny Smith
【洋楽】ジャズギターの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
Full HouseWes Montgomery
ギターのオクターブ奏法とダイナミックなサウンドが印象的なウエス・モンゴメリーさん。
彼のアルバムの中でもっとも代表的なものがこちらの『フルハウス』。
1962年にカリフォルニア州バークレーにあったライブハウスで収録されたライブ盤のアルバムです。
ライブ録音のアルバムはその場でのやり取りがダイレクトに伝わってきます。
ブルージーナ選曲が多く、テナーサックスのジョニー・グリフィンさん、ピアノのウィントン・ケリーさんなど共演者との化学反応が楽しめます。
Minor SwingDjango Reinhardt
ジプシージャズのギタリストとして知られているジャンゴ・ラインハルトさんとジャズバイオリニストのさきがけといわれるステファン・グラッペリさんが1949年にイタリアのツアーをした時に録音したもので、リズムセクションはイタリアのミュージシャンがつとめています。
ジャンゴさんの代表曲として知られる。
『マイナー・スウィング』などおなじみの曲ががふくまれており、当時のジプシージャズの雰囲気を存分に楽しめる名盤です。
Metal FatigueAllan Holdsworth
アラン・ホールズワースさんは、ギタリストの中でも、かなり特殊な演奏スタイルを採用していた人物です。
彼はもともと、サックス奏者を志していたそうです。
しかし、子供の頃サックスを買う余裕のなかったアラン・ホールズワースさんは、ギターを購入しました。
しかし、当初の夢を諦められず、サックスのような演奏を意識してギターを扱うように。
その結果、唯一無二の演奏スタイルが完成したそうです。
そんな彼がリリースしたアルバムの中でも、高く評価されているのが、1985年の『Metal Fatigue』。
こちらは、80年代で最高のアルバムの一つとまで、いわれているんですよ。
ぜひ、彼の唯一無二の演奏スタイルが生み出したメロディーを聴いてみてください。
(山本)
Night And DayJoe Pass
ジャズギターの代表的奏者の一人として、多くのファンを持つジョー・パスさん。
ジャズボーカリストのエラ・フィッツジェラルドさんとのデュオなどでも有名ですが、こちらのアルバムは彼のソロギターが楽しめるアルバムです。
1人で演奏しているのに、いろんなサウンドが聴こえてきて、バンドやオーケストラを聴いているような気分にさせられますよね。
曲はよく知られているジャズのスタンダードソングが多く、それを彼がどのように料理してくれるのかを聴くのも楽しみの一つです。
When Will The Blues Leave?Gilad Hekselman
現代のジャズギタリストの中の重要人物の一人といえばこちらのギラッド・ヘクセルマンさんの名前があがるのではないでしょうか。
彼はイスラエル出身で、大学生の時に奨学金を受けてニューヨークに渡りました。
2006年にリリースされた彼の初のリーダーアルバムがこちらです。
ベースのジョー・マーティンさん、ドラムのアリ・ホニックさんというすばらしいメンバーとのコンテンポラリーな世界が堪能できます。
オリジナルからスタンダードソングまで幅広い選曲です。
Flying HomeCharlie Christian
モダン・ジャズ・ギターの開祖といわれているチャーリー・クリスチャンさん。
彼以前はジャズ・ギターはリズムやコードを打ち出す楽器としての使い方が主でした。
こちらのアルバムは1939年から41年にかけてのベニー・グッドマン楽団での演奏を集めたものです。
この時代後、彼のスタイルはよりビバップなものになっていきます。
1941年にリリースされた『ミントンハウスのチャーリー・クリスチャン』と聴き比べてみるとより面白く鑑賞できますよ。