ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。
その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。
「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。
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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
Fly Me to the MoonHalie Loren
1984年生まれ、若手のジャズボーカルとして注目される女性シンガーがヘイリー・ロレン。
スタンダードナンバーだけでなく、オリジナル曲、ポップスやロックの名曲を再解釈したカバーソングなど、ジャズの王道にとどまらない自由な活躍ぶりは往年の女性ジャズシンガーを想起させます。
変幻自在なそのスタイルに注目です。
Something CoolJune Christy
ジューン・クリスティは1940年代初頭、ジャズ・ビッグバンドのシンガーとして活動していたものの、なかなか芽が出ませんでした。
しかし、その後のクール・ジャズのムーブメントに乗って、その軽やかな歌声と高い歌唱力という魅力を存分に発揮。
1950年代には、白人女性ソロシンガーの代表格として人気を博しました。
Speak LowDianne Reeves
2001年以降の複数回のグラミー賞受賞により、その存在感を示すダイアン・リーヴスは、現代ジャズ界を代表するシンガーの一人。
王道のジャズにとどまらず、ポップスやR&Bのフィールドでも存分にその魅力を発揮し、高い歌唱力で歌の世界を自由に飛び回っています。
You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill
「ニューヨークのため息」と呼ばれることもあるハスキーな歌声が魅力のヘレン・メリル。
『ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン』収録の『ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ』はとくに有名で、日本でも人気が高いナンバーでした。
親日家でもあり、その活動歴の中で多くの来日公演を行っています。
Don’t ExplainCassandra Wilson
ざらついた質感のブルージーな低音ボイスを持ち味に、ジャズからポップス、ワールドミュージックまで歌いこなすカサンドラ・ウィルソン。
2001年には『タイム』誌で「アメリカズ・ベスト・シンガー」に選出され、現代ジャズシーンにおいて確固たる存在感を示しています。
At LastEtta James
ジャズというよりはブルースやソウルといったシーンで活躍した歌手ですが、その力強い歌唱をぜひご紹介したいのがエタ・ジェイムズです。
ちなみに、シカゴのブルース・レーベル「チェス・レコード」をモデルにした映画『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』では、あのビヨンセがエタ・ジェイムズ役を演じています。