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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル
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ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

ジャズボーカルというと、男性ボーカルによるものも魅力的ですが、女性ボーカルのジャズにはポップミュージックの歌唱とは一線を画した魅力があります。

その人生を刻み込むかのような、感情豊かな歌唱によって楽曲に命を吹き込む、魅力的な女性ジャズシンガーをご紹介します。

「三大ジャズ女性ボーカル」と呼ばれる伝説のシンガーから、現代ジャズシーンを代表するアーティストまで、ジャズの歴史を彩る女性ジャズシンガーをご紹介しましょう。

もくじ

ジャズ史を彩る魅力的な女性ジャズシンガー。世界のおすすめジャズボーカル

Black CoffeePeggy Lee

ハスキーな歌声でありながらどこかエレガントささえ感じさせるのが、ペギー・リーの歌声。

「ソフト・アンド・クール」と称された彼女の歌には、ブラックミュージック的なスウィング感のジャズシンガーとはまた違う魅力があります。

歌だけでなく作曲面でもその才能を発揮し、多くの楽曲を残しています。

Yu Kishimoto

Cry Me A RiverJulie London

ジュリー・ロンドンのキャリアは、ジャズシンガーではなく、その美貌で射止めた女優からスタートしました。

女優としては大成せず、一度は引退するものの、その後ジャズボーカルとして再び表舞台に立った彼女は歌手として成功。

その「スモーキー」と評されたハスキーボイスで、日本でも人気でした。

Yu Kishimoto

Lullaby of BirdlandSarah Vaughan

三大女性ジャズボーカリストの一人に数えられるサラ・ヴォーン。

強烈なまでのスウィング感と、楽曲に命を吹き込む美しいヴィブラートは、今なお多くのジャズシンガーに影響を与え続けています。

その存在感はまさに「ジャズの女王」と呼ぶにふさわしいと言えるでしょう。

Yu Kishimoto

Afro BlueAbbey Lincoln

ドラムのマックス・ローチと公私ともにパートナーであったアビー・リンカーンは、音楽の中に切れ味鋭いメッセージを残したことで知られるほか、スタンダードジャズばかりではないオリジナル曲も多く残しています。

ジャズスタンダードとして知られる『アフロ・ブルー』も、アフリカ民謡を改作して彼女が取り上げたもの。

その後、ジョン・コルトレーン等が取り上げるスタンダード・ナンバーとなったのです。

Yu Kishimoto

Take FiveCarmen McRae

日本で高い人気を誇るジャズシンガーの一人、カーメン・マクレエ。

低音の効いたディープな声質が魅力の彼女、グイグイとスウィングするリズムと合わせて強烈な個性を発揮するその歌声はまさにファンキー。

そのキャリアの大半で王道のジャズにこだわり続け、多くの名演を残しました。

Yu Kishimoto

You’d Be So Nice to Come Home ToAnita O’Day

女性ジャズシンガーと言えば、力強いビブラートや幅広い音域、まるでサックスのようなロングトーンをイメージする人もいるかもしれません。

しかし、アニタ・オデイはそのような武器を持たない代わりに、音を短く断続的に出すような歌唱法でその独自性を確立しました。

唯一無二のリズミカルな歌声は必聴です。

Yu Kishimoto

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