コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
スムーズジャズやフュージョンをまとめたジャズの総称、コンテンポラリー・ジャズ。
直訳すると現代ジャズという意味ですが、1940年代のジャズもコンテンポラリー・ジャズにあたり、いまいちイメージがつかめない方も多いと思います。
今回はそんな方に向けて、幅広い年代からコンテンポラリー・ジャズの名曲をピックアップしてみました。
キャッチーな曲が多いので、ジャズを詳しくない方でも楽しめると思います。
ぜひ最後までゆっくりとご覧ください。
もくじ
- コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
- Strange FruitBillie Holiday
- I Can’t Stand The RainCassandra Wilson
- Loud JazzJohn Scofield
- What You Won’t Do for LoveBobby Caldwell
- Under Northern LightsKeiko Matsui
- West End BluesLouis Armstrong
- Lester Leaps InCount Basie
- A-Tisket, A-TasketElla Fitzgerald
- King Porter StompJelly Roll Morton
- Give Me the NightGeorge Benson
- LibraMARY LOU WILLIAMS
- AngstBrad Mehldau
- Body and SoulColeman Hawkins
- Sweet Georgia PeachRussell Malone
- A Night In TunisiaDizzy Gillespie
- SleepwalkLarry Carlton
- I Got RhythmEric Reed
- OrnithologyCharlie Parker
- Take the a trainDuke Ellington
- Cast Your Fate to the WindDavid Benoit
コンテンポラリージャズの名曲|新旧合わせて紹介!
Strange FruitBillie Holiday
レディ・デイの愛称で親しまれている、アメリカ出身のジャズシンガー、ビリー・ホリデイさん。
薬物依存症やアルコール依存症など、生前は問題の多かった彼女ですが、その音楽性は高く評価されており、特に人種差別を訴えた作品はその中でも高い人気をほこります。
こちらの『Strange Fruit』は、そんな彼女の人種差別を訴えた代表的な作品で、独特の構成と暗い内容で有名な『暗い日曜日』をイメージさせるリリックが強烈なインパクトを残します。
(Ryo)
I Can’t Stand The RainCassandra Wilson
スムーズな歌声が魅力的なアメリカのジャズシンガー、カサンドラ・ウィルソンさん。
こちらの『I Can’t Stand The Rain』は、ソウルシンガーのアン・ピープルズさんが1973年にリリースした曲です。
オリジナルであるアンさんバージョンは、ジャズというよりもソウル、ブルースの要素が強く、どこか60年代のロックを思わせるところがあります。
こちらのカサンドラさんバージョンは一味違い、オリジナルに比べて、ダークな印象があります。
ジャズ、ブルースの色が濃く感じられますね。
どちらのバージョンにしても、メロディの良さが引き立つ1曲です。
(宵待ジェーン)
Loud JazzJohn Scofield
複雑な変拍子も、違和感を与えることなくするりと乗りこなす、完成度の高さが印象的な名曲、『Loud Jazz』。
ジャズギタリスト、ジョン・スコフィールドさんが1988年にリリースした楽曲です。
ジャズをベースに、R&B、ロックといったさまざまなジャンルが混じった音楽をフュージョンと言います。
この『Loud Jazz』が収録されている同タイトルのアルバムも、フュージョンの名盤として知られており、ファンからも人気な一枚です。
ジョン・スコフィールドさんの正確なギタープレイが楽しめる1曲です。
(宵待ジェーン)
What You Won’t Do for LoveBobby Caldwell
1970年代か1980年代にかけて流行した、AORというジャンルの代表的なシンガー、ボビー・コールドウェルさん。
AORとはアダルト・オリエンテッド・ロックのことで、大人向けの内容やメロディーに仕上げられた音楽を意味します。
こちらの『What You Won’t Do for Love』は、ボビー・コールドウェルの代表的な作品の1つで、ストレートでありながら大人の雰囲気がただようキャッチーなコンテンポラリー・ジャズをイメージさせる作品です。
(Ryo)
Under Northern LightsKeiko Matsui
日本を代表するジャズ・ピアニスト、松居慶子さん。
コンテンポラリー・ジャズの代表的なアーティストで、2001年には日本人で初めて、ビルボードのコンテンポラリー・ジャズ・チャートで1位を獲得しました。
そんな彼女の作品のなかで、特にオススメしたい作品が、こちらの『Under Northern Lights』。
スムース・ジャズのようなメロディーを非常にゆっくりなテンポで演奏している個性的な作品です。
ぜひチェックしてみてください。
(Ryo)